マンドリンケース:K様−1

現在制作している物の中でも特に大きい、そして難しいマンドリンケース
です。

正確にはフラットマンドリンのケースです。
マンドリンと言うとぽこっと丸い膨らみの弦楽器をイメージしますが、
フラットマンドリンはその名の通り平べったくて素人の私から見ると
ギターのような印象を受けました。

 

今回はセミハードケースです。
まずは構造を確認するための模型作り。こんなに簡単な物でもスケッチの
時には気づかなかった事に気付けたり役に立つのです。

 

そして部分的に実際に近い素材で作ってお客様に見て頂き、お互いの目指
す物に大きな違いが無いかを確認します。

 

ここではファスナーの布の色は焦げ茶がいいとお客様の好みが確認出来
ました。

貴重な楽器をお借りすることは出来ないので、お客様に細かいサイズに
加えてマンドリンのアウトラインを大きな模造紙に鉛筆で写して頂き
それを元に”ダンボールマンドリン”を作りました。

 

大きめに切ったウレタンをダンボールとダンボールの間に挟むと感動的な
ほどスーッと綺麗に切れます。。。ただし下ろしたての刃の場合

 

ブリッジの高さも正確に模型に貼り付けます。 

ブリッジとは「橋」の意味かと思っていたら、「ブリッジ(駒)」と表記
してあり驚きました。ここに弦がかかっている様子が完全に橋だったので。

 

ダンボールマンドリンは完成しました。
これが入るケースを作る事になります。

 

ファスナーの引き手を作ります。

 

断面を磨いて綺麗にします。

 

試作(右)の順番を確認しながら本番を組み立てます。

 一部を作った試作と本番では強度など予定通り行かない事もあるのですが
それを考え過ぎて図面を書いたり計算をしていると「ものすごく大変な物
を作っている」気になっていつまでも手が出しにくくなります

お客様の商品なので大事なのはもちろんですが、私の場合はある程度
考えたら後はもう淡々と作業をする。。。と言いいながら実際は考え込
んでしまう事が多いですがしっかり手を動かしたいと思っています。

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