ハンドバッグ:A様
ハンドバッグRinoのセミオーダーを頂きました。
お客様のご希望は ”以前ホームページに載せいていたのを部分的に変更、
外ポケット付き厚みはそのまま、深さを出来れば3cm位深く”
紫色の革は牛革、マチに使った焦げ茶は鹿革です。
【以下はこのハンドバッグの制作過程です】
まずはお客様に伺ったご要望を元に完成イメージをイラスト化し、ご希望
があれば革サンプルをお送りしてメイン、マチ、内側の革、金具、縫い糸
の色などを選んで頂きます。
セミオーダーとは言えマチ幅が微妙に変わるので型を作り直す所も。
菊の花のように見える事から「菊寄せ」と呼ばれる技法。
コーナー部分の余ってしまう革を細かく折り込んでいきます。
お持ちのお財布や名刺入れなどの角がこんなふうになっていないでしょうか。
それ、菊寄せです◎
抜いたリザードはバッグの上の方の膨らみの装飾に使います。
このデザインをお客様が大変気に入ってくださっていて他の部分にも
使うので多めに抜きました。
ハンドルの中に、革を積層して筒状に削って入れます。
中も革なので握った時に適度な堅さがあり持ちやすいバッグになります。
ハンドルが完成。
ハンドルとバッグ本体を繋ぐパーツにもリザードを使います。
内ポケットはお客様のご希望により かぶせ(ふた)無しで
お作りしました。
完成、
ありがとうございました。