革製品、湿気とカビ

今年は気のせいでなく雨が多いですね九州地方も大変な状況ですし。雨が降らない国の人からすれば羨ましい話なのでしょうが、もう少しこう上手い事いかないかなと思ってしまいます。

革を扱っている者としても湿気は困ります。

 

カビの生えやすい革と生えにくい革

 

2019年9月のカビテスト、運命を分けたのはざっくり言うと鞣(なめ)し方違い、、製造工程の違いでした。

タンニン鞣しとクロム鞣し

カビが生えた方(右)は「タンニン鞣し」と言う昔ながらの手間のかかるエコな作り方をしています。代表的なのがヌメ革で、色や柔らかさなど経年変化しやすい、革らしい革と言えます。


生えなかった方(左)は「クロム鞣し」と言うタンニン鞣しに比べると手間のかからない、エコではない作り方で出来ていますので近年ヨーロッパではクロム鞣の工場が廃業になったりしています。ただ、非常に綺麗な色が出せたり柔らかかったりするので魅力的な革ではあるのです。

この2つを合わせた鞣し方もあります。

 

で、なぜタンニン鞣しはカビが生えやすいかと言うと、食品で考えると防腐剤のような物が入っていないからと言った所でしょうか。

 

 

カビは表面だけでなく奥、(裏)まで浸透します。

 

革製品の取扱注意

この革製品、タンニン鞣しっぽいなと思ったら特に注意が必要です。よく言われる事ですが仕舞い込まず(仕舞うと空気に触れないから)時々は使って空気に触れさせます。時々使えばカビが生えても表面だけで気付ければ軽傷で済みます。

軽傷、、

ここ数ヶ月ですっかり有名になった不織布、の袋などに入れて保管します。(ビニールは空気が通らないので絶対に×です)

長い間保管する時はよく手で触る部分(ハンドルなど)は特に丁寧に(固く絞った柔らかい布などで)拭きます。汚れ部分からもカビは生えやすいです。

 

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