レッツDIY_01:革に必要な道具の説明から

一見難しそうに見える「革で物を作る」という作業。

でも”手縫い”でなら金額的にそれほどかけずコンパクトな道具と工夫で革の楽しさ物作りの楽しさが味わえます。

ここではプロが使うような高価な道具と難しい説明ではなくなるべく身の回りの道具も使って、偶然にもこのサイトに興味を持ってくださった方に「こんな感じで出来るならいっちょやってみようか」と思ってもらえるよう解説したいと思います。やりたい時にいつでも通えるweb上の小さい革教室です。

では早速はじめます。

 

本日の目標

道具を理解し、自分に合った物をそろえる


■ 革を縫うのに最低限必要な道具です。

【革】…ペラペラの薄い革よりも少ししっかりした厚みと張りあった方が最初はやり易いです。

【針】…お店では”手縫い用の針”で探してください。→4本入り200円前後

糸】…非常にポピュラーな手縫い用の麻糸で「太・中細・細」があります。→240~360円前後

【ゴム板】…穴を開ける時に下に敷きます。→240円〜

【コルクボード】…穴を開ける時に下に敷きます。→108円〜

【錐】…1本買うとしたら”菱ぎり”よりも”丸ぎり”がオススメです。→200円前後

【カッターマット】…この上で革を切ります。→108円〜

【カッター】…普通のもので大丈夫です。→108円〜。

■ 続いて、あった方が作品のクオリティーが上がる道具です。

【菱目打ち】…”通常の手縫い”に必須な革に縫い穴を開ける道具。キリで代用出来なくもないですが、等間隔に綺麗に開けるためにはあった方が良いのは確か。→千円〜1万円前後(ピンキリです)

【フォーク】…菱目打ちがあればベストですが、キリだけでやるくらいならこちらを試してみても。次の「レッツDIY_02:目打ちを作って見ましょう』ではフォークを砥石で加工して目打ちを作ってみました。→108円

100均フォークで目打ちを作る『レッツDIY_02:目打ちを作ってみましょう』でフォークの加工方法を紹介しているのでそちらを見て検討してください。

20分かやってみようかな。でもそもそも菱目打ちって何で必要なの?

菱目打ちは手縫い用の穴を等間隔に開ける道具です。間隔も先の本数も色々あります。

図のように最後の1目を重ねるとズレる事なく、革に等間隔に綺麗な穴を開けられます。通常は木槌などで叩いて使います。

【砥石】…フォークを加工するのに使います。→108円

【蜜蝋】…糸(麻糸)の毛羽立ちを抑え、通りをスムーズに丈夫にします。→300円前後


道具の補足説明です。

針:糸の両端に付けるので2本必要です。手縫い用の針は実は先が丸まっています。

えっ、先が丸まっていて針が通せるの?

革は針で直接穴を開けながら糸を通すのでは無く予め開けた穴に先の丸い針で糸を通していきます。布を手で縫うのとはそこが違います。

私が使っているのはこちらです。太いのと細いのどちらをお勧めするか迷いますが、初めてでしたら太い方が長くて持ち易いのでこちらで。太い方は長さ62mm、細い方は49mmです。

amazonレビューを見ると「(糸を通すところが)折れやすい」とありましたが、針を抜く時に穴に対して真っ直ぐ抜かないとそうなりやすいと思います。私も厚い革を渾身の力で縫ったりどうしても真っ直ぐに抜けなくて針に無理な力をかけたら壊れた事が昔は、、、年に1、2回あったと思います。


 

糸:どんな太さを買うか迷ったら市販の菱目打ちを使用して穴を開ける場合は中間の「中細」でしょうか。(今回写真にはありませんがエスコードの麻手ぬい糸は「太」も販売されています。)

フォークで作った”なんちゃって目打ち”の場合は穴が小さいので糸は「細」が妥当ではないかと思っています。(中細はギリギリか。。)もちろん他の糸でも大丈夫です。ポリエステル100%の細い糸も私は使っています。作業のし易さはある程度太さがあり喰い付きのいい麻糸が最初はいいかなと思いますがどんな仕上がりをイメージしているかで決めても◎ 最初から”蜜蝋”が塗ってある糸もあります。(見た目が白っぽくロウが塗ってあるような感じです)

例えば”30/3”とは、30番の太さの糸が3本撚(よ)り合わせて出来ている意味で、数字が大きくなるほど細くなります。

の「太に近い糸」は4本で撚ってあり、の「エスコード・中細」は3本撚りである事が分かります。

 

縫い上がりの違いです。(左から右まで7cmです)

 

上から エスコード細、エスコード中細、エスコード太に近い物。「太」だと縫うのは少し大変です。

菱目打ちの幅(この時は4mmと3.5mm)でも縫い上がりのイメージが変わります。大雑把に言うと細かい間隔を細い糸で縫うと繊細に見えます。


蜜蝋(ミツロウ):

おそらくあまり見慣れない道具ミツロウ。麻糸に擦り込んで使うので、糸の跡がついて小さくなっていきます。糸の滑りを良く丈夫にします。毛羽立ちも抑えます。

小さいサイズのこちらで十分です◎

手縫いの時に「指ぬき」(写真にちょっと写っていますが)があると便利なのですが、ない場合(や、どちらにしても)これを指にちょっと付けると滑り止めになって針が抜きやすいです。

また、お手持ちの革小物。。手帳やお財布の糸の所に薄く塗ると毛羽立ちが抑えられたり、革の切り口(断面)が割れていたりガザガザしていたらそこに刷り込んで柔らかい布で磨くと綺麗になると思います。(革にもよります。”硬めの革”だと比較的効果が出やすいです)


 

コルクボード(本当はゴム板がベストです)。革に穴を開ける時に下に敷きます。
100均で手に入ります。厚みが足りなかったらカッターで切って重ねて厚くして使ってください。なるべく硬くて詰まった感じの物が良いです。


次回『レッツDIY_02:目打ちを作ってみましょう』ではフォークを砥石で研いで”なんちゃって目打ち”を作ります。

そして『レッツDIY_03:実際に手縫いをします』では 02 で作った目打ちや通常の菱目打ちを使って革に穴を開け手縫いの練習をします。

引き続きお付き合いください。

お疲れ様でした◎

 

 

ここで使っている道具のほとんどは「お勧め道具」のページで詳しくご紹介しています◎