レッツDIY_04:手軽な革で色々試し、違いと特徴を知る

実際に手を動かすのは1回お休みしまして今回は初めて革で何か作ろうと思った方に向けて作りたい物に合った革を買うためのアドバイスをまとめました。

本日の目次

1バラエティーパックで色々試す
2柔らかい革・硬い革作業の違い
3柔らかい革・硬い革見た目の違い
4それぞれの革で作れる製品の紹介

沢山ある中からどんな革を買えばいいか検討つかなくて困っていたんだ。1枚革は大きくて高いので失敗したく無いし

1枚革もいいですが、これからご紹介する”バラエティーパック”は気軽に試せて面白いと思いますよ。

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提案◎ バラエティーパックで色々試す

(”バラエティーパック”という名前で店頭に置いてある訳ではありませんが、便宜上ここではそう呼んでいます。)こんなふうに小さな革の切れ端が沢山入った袋を革屋さんで見た事はないでしょうか。
【バラエティーパック】…量、お店によっても違います。1,000円 前後?ハンズユザワヤ、ある時とない時があります。
amazonレビューを見ると「ロシアンルーレット」というコメントをしている方がいましたが、期待度、たまたま入っていた物で本当にその通りなのだと思います◎手堅く行きたいなら「端革(はがわ) 栃木レザー」などで探してみるといいかもしれません。
小物も作れないサイズの革も多いと思うのでそれはこの後書いているように実験に使うと今後ちゃんとした革を買う時に自分はどんな革が欲しいのかが分かってくると思います。革を漉く練習をするのもいいと思います。同じ革包丁を使っても漉きやすい革、漉きにくい革があってこれも次回購入の一つの目安になるかもしれません。
また、レビューで「匂いがキツイ」というのもありましたが、そのような革があったら外の日陰にしばらく置いておくと薄まるかもしれません。


昔は捨てていたけれどネットで売るようになったと言っていた浅草の革屋さんもありました。
色も種類も(牛だとか豚だとかもしかしたらヤギだとか)製造方法(鞣し)も違う革が入ったこれを1つ手に入れ、
・引っ張ったり →革も紙と同じで曲がりやす方向があります。
・布でこすったり →色落ちする、しない
・水で濡らしたり →シミになるのか綺麗に消えるのか、縮むのか
・爪で押してみたり →跡がつくか、目立つか目立たないか
・日焼けさせたり →冬は日差しが弱いのでなかなか結果が出ないかもしれませんが
・経年変化を観察したり →驚くほど早い物もあります。
 
など色々試しているうちに何となく好みの革、特徴が分かってくると思います。それと同時に〇〇を作るにはこの位の硬さ厚みが必要そう、ずっと綺麗に使いたいから傷の付きにくい革(シボや型押しで模様が入っていると傷がついても目立ちにくい)にしようなど革を買う時の目安にもなると思います。

僕のお財布の革は横にシャーっと型押しがしてあって3年使っているけど綺麗なままだよ。角はスレてきたけれど。

経年変化をほとんどしない代わりに傷も目立たないビトンのエピのような革ですね。
バラエティーパックは悪い部分ばかり入っているイメージがあるなぁ

 

悪い部分。。そうでも無いのです。
例えば上の図のように何か大きい物を作るためのパーツ1〜6を切り出すと余る部分が出ます。

小物を作るにしても面積が足りない大きさです。
こういった部分が入っているので小さいけれど綺麗な革も入っています。もちろん端っこの悪い、伸びる、傷がある部分もですがそれも含めて「革」が分かると思います。

 

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柔らかい革・硬い革、作業の違い

ここではざっくり2種類の革を比較し、どんな特徴があるのかをご説明します。革は「皮」から「革」にする製造工程の違い

■ 柔らかい革 ・(クロム鞣し):
鉱物性で量産向き
早く出来る。発色の良い柔らかい革が多い。

■ 硬い革・(タンニン鞣し):
植物性なので自然な感じ。
工程も多く時間がかかる(革を作る工場側の話です)。
革らしい革と言えます。

に分かれます。

どちらの革もカッターで切れます。切り口の断面は柔らかいのは空気が入っている感じで弾力や隙間があり硬い方はギュッと詰まっています。

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柔らかい革・硬い革、見た目の違い

 

断面(コバ)をツルツルに磨いて見た目もクオリティーも上げたいと思われる方がいるかもしれませんが、その場合の最初としては硬い革から始めるとコツが掴み易自信もつくと思います

 

更に2種類の革の違いを。左は4年間使っている手帳カバーです。シュリンクレザーと呼ばれ薬品や型押しで表面に模様があるため4年経っても傷は目立ちません。実際傷も付きにくいです。

右の下も手帳カバーで、黒い硬い牛革で制作。使用期間は1、2年ですが細かい傷、一緒にバッグに入れていたペンの跡などがついてしまっています。

 

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それぞれの革で作れる製品の紹介
絶対に柔らかい革でないとダメという事ではありませんが、こんな物が作れ、作り易く、革の能力も引き出せますという目安です。ショルダーバッグ:牛革、シュリンクレザー

 

クッションカバー:牛革、軽めのシュリンクレザー

 

バングル:羊革

 

本を入れる袋(book bag):牛革、シュリンクレザー

 


続いて硬い革で作る製品の例です。
 
携帯ケース:牛革

 

馬蹄型コインケース:牛革

 

これは「硬い」とは少し違うかもしれませんが、水で湿らせて型にはめる事で乾いた後もその形を維持しています。

 

ハンドバッグ:牛革(ハンドルは柔らかい革)

 
1枚革を買いに行こうと思っている方は『革まめ』の中の

初めて革を買いに行く、その前に知っておくといい事は気持ちのハードルを下げるために、

1枚の革の中で使える所、使えない所があります もご一読頂くと役に立つと思います。

 


とにかく触って色々試すのが楽しいし早いと思います。1枚革でもなく、バラエティーパックでも無く、20×20cm位〜の革で300円〜も浅草、浅草橋(ハンズはもっと高い)で探せます。

お疲れ様でした◎

ここで使っている道具のほとんどは「お勧め道具」のページで詳しくご紹介しています◎