リメイク ハンドル編_1

いよいよ今回は実際に使える物を作ります。と言っても以前「日記」で書いたように革のちょい足しですので簡単です。

もし前回の『レッツDIY_04:手軽な革で色々試し、違いと特徴を知る』で購入されたバラエティーパックの中に気に入った革があったら挑戦してみてください。

 

 

きっと家にある。ショッピングバッグのハンドルに革を巻いてみましょう

探せば1、2個あるかな。

見た目も持ち易さも良くなります。今回は2パターン考えたうちの を解説します。

 

■ 使う革は「硬い革」「柔らかい革」お好みで。硬い革を少し柔らかくしたい時はこちらをご一読ください

巻く革のサイズを考えます。

ショッピングバッグ(以後:Sバッグ)のハンドルに適当に紙を巻いて、自分が持ち易いだいたいの大きさを決めます。参考までにここでは11cm(横)にしました。

サイズが決まったら革を切ります。

曲がりやすい方向、曲がり難い方向がはっきりある革は曲がり易い方向を短い方(写真の72mm。36で折ります)になるようにしてください。

革はカッターでも切れます。但し刃は新品にしておいてください。一度で切れない場合は定規をしっかり抑えて何回か繰り返してください。(硬い革の方が初めての方には切りやすいです◎)

横は110mm。縦は今回のSバッグのハンドル幅が24mmでしたので、実際の革を巻いてみて最後、縫った後にカットする分を含め72mmにしました。

ちなみに革の厚みは1.5mmでした。これより薄くても十分です。ここもお好みで。

”縫った後にカットする分”?

はい。読み進めていくと分かりますのでここでは「大きめに切っておくんだな」位に考えてください。

どの位置で縫うかを確かめます

Sバッグのハンドルを革に挟み布が終わった所に印を付けます。今回は端から約7mmでした。

 

印を付けた革を開き、仮留めのための両面テープ(写真の物は2mm)を貼ります。8〜9mmの位置に両面テープを貼った理由:今から縫うための穴を開けるのですが、7mmにすると菱目打ちなど穴を開ける道具にテープが付いてベタベタするからです。

 

そんなに細い両面テープは入手困難という場合の代用品を考えました。(よく使う1cm幅の両面テープだと剥がすのが大変なのです)

●家にあった普通のスティックのり、「消えいろPiT(強力)トンボ鉛筆
●「木工用ボンド」。。これは糸の始末にも使えます。※スティックのり、ボンドを使う場合は張り合わせる革の両面に塗ってください

 

(細い)両面テープ、のり、ボンド、その他。。いずれかを貼った革をきっちり半分にして圧着したら、3ヶ所ほどボールペンで印を付けますここは後で切り落とすので、目立つ色のペンで大丈夫です。

革に縫うための穴を開けます

先ほど表から印を付けた所に、菱目打ちや『レッツDIY_02』で作ったフォーク目打ちを使って穴を開けます。フォーク目打ちだと革2枚は貫通しないので、更に目打ち(キリのようなものです)で1目1目貫通させます。

穴を綺麗に等間隔で開けるには最後の1目を重ねる事を思い出してください。今回はせっかくなのでフォークで行きます

本格的にハンドルに付けます

穴開けの終わったを一度開き、両面テープで留めていた場合はそれを剥がします。(今回の場合は)端から7mm糊付けします。

 

オススメの道具

本来はここでエルスーパーボンドなどの接着剤を使いますが、一番小さい”ミニ”(40cc)でも使い切る前に固まってしまうと思いますので、まだいいやという方は今回は身近な代用品(スティック糊、ボンド)で。

他にも作るのでちゃんとした接着剤をという方はこれ位のサイズをお勧めします◎

 

糊付けした革をSバッグのハンドルに被せ、3ヶ所付けておいた上下の印がぴったり合うように貼り合わせます。印をぴったり合わせるとで開けた穴もぴったり合うので楽に綺麗に縫えます。

 

丈夫なの底などで圧着します。本来は左のローラーを使います。

 

オススメの道具

 

amazonレビューで「無くてもなんとかなるけど、一度使うとあった方が絶対良いと思います」、その通りのローラーです。「使用中にキュルキュル音が出ますが、しょうが無いかね」と言うのは油を差して使用すれば驚くほど滑らかに音もなくなります。(その代わり差した部分から時々汚れた液が出てくるので注意です)「握り棒がもう少し太ければ」は私も同意見ですが、手の大きさにもよりますので自作の革カバーでフィット&愛着も沸くと言うものです◎

縫います

ここで1つ訂正、補足です。革ハンドルが動かないようにしたい場合は穴を開ける段階で赤矢印の所から開けて縫ってください。

 

布が一緒の時の穴あけは注意です

その時の注意点ですが下の画像のように布を挟んだ状態で菱目打ち、フォーク目打ちで一気に下まで穴を開けないでください。

何故なら布の糸を切ってしまうからです。今回のように”革+布+革”で厚みが出ると
切れ目も大きくなります。大袈裟に言うとそこから布がほつれる事もあります。

”丸ぎり”は先が細く布を切らないので、布を挟んで穴を開ける場合によく使います。(2枚上の画像の左の穴2つは丸ぎりです)

 

縫いの説明に戻ります。

下から縫って来た場合も、ここから縫い始める場合もここで糸を2回まわしておくと、力のかかる部分なので丈夫に仕上がります。これは絶対ではありませんが、力のかかる部分、縫い始め、縫い終わりを1目、2目二重に縫って丈夫にと言うのが基本的な考え方です◎

手縫いの詳しい方法、必要な糸の長さ等は『レッツDIY_03』をご一読ください。(糸は参考までに細い糸で70cm使いましたが、革、間の布、穴の間隔で変わります)

 

 

縫い終わりの処理方法です。(先程の考えで)最後の穴から3目縫い戻りました。(ミシンでも同じようにしますよね)2と3目戻る時に引き切る直前の糸にボンドを少しようじ等で付けます。引き切った時に穴の中でボンドが固まるイメージです。はみ出た時は拭き取ってください。

画像右端、最後はハンドルの裏でやはり糸に少量のボンドを付けて糸をぐっと締め、穴ギリギリの所で切ります

その後、目打ちの柄(え)のお尻の丸い所や瓶底などで(切った)糸を平らに潰します

仕上げます

長めにとっておいた革を切り落とします。(”あり” ”なし” :横まで縫った、縫わないのイメージの違いの参考に)

 

定規でしっかり抑えながらカッター等で切り落とします。7mmのうちの4mm落としました。

で言っていたのはここの事で、この時に”余り”の部分が短いと切るのが大変なのです。

慣れないうちは7mmでも10mmでも、定規でしっかり抑えられる幅をとっておいて最後の最後に綺麗に切り落とすという考えを覚えておいてください。

 

オススメの道具

ついでに。角が直角もいいのですが少し切り落とすと綺麗です。丸い彫刻刀は手軽で綺麗に仕上がるのでオススメです。

特に硬い革の場合、角が直角だと使っていくうちに必ずヨレて来ます、ならば最初から。

ノートは絶対に角がヨレるからこれは使えるね

うちのノートはしばらく経つと角を丸くされます

私はこの「よしはる彫刻刀」の丸く切れるタイプの大、小をよく使います。セットでなくバラで買いました。


完成(もちろん、ちゃんと使う方は2本とも完成させてください◎)

縫い始め〜縫い終わり、最後に揃えて余計な部分を落とすなど前々回(レッツDIY_03)のただ縫うだけとは違った事があったと思います。いずれも今後も使える基本的な技ですので、分からなくなったら見返してみてください。


 

今回のように革が厚かったり、間に布を挟むなどした時はそろそろ親指と人指し指の力だけでは針が抜けなくなっている方もいると思います。そんな時は
一、麻糸に刷り込む蜜蝋(ミツロウを指に付ける。
二、指ぬきを革で自作してみるまたは手っ取り早く買う。
これでだいぶ解消します。

指ぬき:後ほど書いてお知らせします→12月2日追記 指ぬきについてちょっとだけですが書きました。


 

次回はショッピングバッグのハンドルそのもの硬い革で作ります。

 

Bの方です。今のままだと肩にかけるにはちょっときつい、細くて持ちづらいから太く短くしたい、ハンドルが取れてしまった、そんなショッピングバッグを改良・復活させませんか。

それでは『レッツDIY_06』
でお待ちしています。

お疲れ様でした◎

 


ここで使っている道具のほとんどは「お勧め道具」のページで詳しくご紹介しています◎

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