革をリボンでかがる

今回はこれまでとちょっと趣向を変えたネタを考えました。ENBARQMENTでは小物によく使う方法で、

 

 

革のフチをリボン(や革レースなど)でかがる方法を解説しようと思います。

年明け、コタツに入ってテレビを見ながらでも出来ます

 

 

一部だけ

 

丸くぐるっと1周。

 

 

”かがり”をマスターしましょう

お手持ちの革製品、例えばバッグの開閉部やかぶせ(フタの部分)のフチが痛んでいたらそこを隠すように好きな色のリボンでかがる。するとまた愛着が湧くと思います。

 

 

かがりに必要な道具

必要な道具

  • :作りたい物の大きさ厚みなどお好みのもの(参考までに今回は直径85mmの丸いコースターを想定して話を進めてゆきます。牛革とピッグスエードを貼り合わせて厚み2.9mm位にしたもの使用)
  • クリップ:革を抑えるのに使います。あると便利ですが無くても問題ありません。
  • くじり:菱目等で開けた穴をこれで更に大きく開けるのに使います。ホームセンターでも売っています。300円前後。(代用品をまた考えました。)
  • レース針:今回はこれが無いと出来ません。アローレース針、3mm巾用70円
  • リボン、革レースなど:今回は3mm幅の両面サテンリボンを使いました。革レースをご自分で作る場合は薄くてツルツルした革がおすすめです。厚いと苦労します。
その他、革に穴を開ける道具、カッター、カッターマットなども必要です◎

 

 

 

道具をセットします

リボンはかがる長さの8〜9倍用意します。革の厚みや穴の間隔にもよりますので、心配な場合は9倍の方で◎
直径85mm、革の厚み2.9~3mmの丸いコースターの場合、リボン:85×3.14=267×8=2,136mmくらいです。
私は厚みと見た目の美しさで両面(ダブルとも)サテンリボンを使っていましてこちらが丁度両面だったので。ただし長さ1mが5本入り(5色)です。1mではコースターには足りませんが途中で色を変えると言う手もあります◎

 

 

リボンの両端は切りっぱなしではほつれてくるのでライターの火で軽く(1秒ほど)炙って溶かして右のように留めます。

 

レース針は途中から分かれた2枚の間にリボンなどを挟んで使用します。
:長い方の穴に下から入れます

 

 

:2枚の間にリボンを横からスライドさせるように入れます。(見本のために上下に大きく開いていますが戻りが悪くなりますので、なるべく開かない方が良いです)
上の方に突起がありそこで挟んだ物を引っ掛けますが、新品の針だと長過ぎて革に開けた穴の中で引っかかる事があります。そんな時は金属のヤスリで少し短くすると作業し易くなります。

 

 

:更にペンチなどで突起の部分はよけてしっかり抑えます。
amazonで1本売りは無かったので3本入りの物で◎

 

 

革の準備をします

革1枚では厚みが希望通りでない場合は2、3枚貼り合わせます。
その場合、それぞれを大きめに切って貼り合わせてから(丸くする場合は)缶などでぴったりの大きさに切ると楽です。
1枚1枚ぴったりに切った後で貼り合わせるのは大変なのです
革に穴を開けます。

曲線に綺麗にガイド(穴を開ける時のガイドライン)を引く方法、同じく曲線に綺麗に穴を開ける方法は『レッツDIY_曲線を綺麗に縫う』をご覧ください。

レザークラフト 曲線を縫う

革のフチから穴まで(つまりガイドラインまで)は3.8~4mm、穴と穴の間隔は4mmです。チからの長さを5mmにすると水色の枠の中のような感じになります。

 

 

かがります

革に穴は開いているのですが、3mmのリボンを通すには小さい(大きく開けられる目打ちもありますが)ので、ここではくじりを使って一目一目更に大きく開けながらかがります。
くじりは先の微妙な違いで使い易さが変わってくるので、耐水ペーパーなどで加工するのもお勧めです。購入する時の注意点はこのイラストのように手の中に入るサイズが使い易いと言う事です。私は(手が大きい)全体が11cmの長さを使っていますが「SEIWAの仕立て用クジリ」は98mmです。

くじりが用意出来ない時の代用品として、お箸など。

 

 

表を自分の方に向け右側に進んで行きます。針(レース針)は手前から奥へ、です。


最初の穴(1)に手前から奥へ針を入れ、もう一度手前から奥へ入れます。(写真は”もう一度”の途中です)

かがりはじめのリボンの端は、適当で良いのですが10~15mmほど残しておき、次の写真の茶色のように出しておいて最後にかがりの中に隠しても良し、グリーンのリボンの説明のように右側に出しておいて最初の方に隠しても良し、お好みで◎

 

1目飛ばして(3番目)の穴へ。

(3)からまた(1)に戻ります。そして(1)から(4)へ。

この段階で1→1→3→1→4(番目の穴) です。かがり始めだけ1には3回リボンが通っています。

ここからは同じ事の繰り返しになります(4)から2目戻って(2)に入れ2目飛ばして(5)へ入れます。

 

「2目戻って、2目飛ばす」この繰り返しです。ですので(5)の次は(3)、(3)の次は(6)です。

大事な事は「手前から奥へ」と「2目戻って、2目飛ばす」慣れると簡単だね。

一目一目、リボンをギュッと引き締めると綺麗に出来ます。ぐるっと1周は時間がかかるので四角いコースターなら一部(1辺)でも面白いデザインになります。

 

かがりの動画もご参照ください

かがり

最後は余計なリボンをカット、最初と同じようにほつれないようライターで炙って留めます。炙って柔らかい状態の時に爪の先で潰すと平らになり表にも響きにくいです。


 

 

これは革のフチからの長さは同じ4mmで、穴の間隔を4mmと5mmで比べてみたものです。5mmの方はリボンとリボンの隙間が少し目立ちます。

 

コースターのように下が滑らない革の方が都合が良い場合、でもスエード革は無いしという場合、革の裏側を使ってみるのも面白いです。

決まりはありません。革を丸洗いして使う人もいるくらいですから自由に楽しくです◎

 

 

 

かがり、の例

トートバッグのフチをかがったもの。リボンを3色使ってフランスの国旗に。

 

 

革でかがると落ち着きと厚みが表現できます。ただ、革はリボンのようにスルスル行かないので少々苦戦します。穴を大きくする、くじりを深く挿すなど。

 

 

慣れれば手軽で簡単、編み物感覚でどこでも出来ます。

 

 


 

かがりのテンポやリボンを引き締める感じの参考に基本の動きの『かがり』ともう少し長い(1分)『クリスマスリース』もあります。(こちらはYouTubeに飛びます)

 

 

 

その他にも色々な”かがり”があります。(A B ) のは名前を忘れてしまいました。はダブルループかがりです。

 

 


それでは2018年も『 レッツDIY 
』に
お付き合いください。

お疲れ様でした◎

 


ここで使っている道具のほとんどは「お勧め道具」のページで詳しくご紹介しています◎

前の記事

チタンバッグ_03

次の記事

かがり