レザーバッグ ハンドルのひび割れを直す
ハンドルの革の断面部分のアクリル樹脂がこんな風にひび割れたバッグをお持ちではないでしょうか。買った時はつるんと綺麗だったのに。
このタイプの(布海苔で磨くのではない)コバはいつの間にかこうなる事があります。
アクリル樹脂がひび割れたハンドルのコバ(断面)を熱で修理する方法
結構気になるひび割れ。
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- 最悪どうなっても惜しくないレベルのスプーン
- コンロの火
です。スプーンが熱くなるので持ち手に布や革を巻いて安全に。
だいたい5〜10秒炙ります。
ヒビ割れた所を滑らせるように1、2回往復します。熱でコバの塗料が溶けてヌルヌルしてくるのが分かると思います。
新品時のツルツルにはならないかもしれませんが気持ち悪いひび割れは消えました。
何度も繰り返すうちにスプーンに煤(すす)が付いて黒くなります。小まめに拭かないとこんな風にコバの方に付いてしまうので気を付けてください。
また、スプーンを熱くしすぎたり何度も強く押し付けると塗料がはみ出したり革の断面が見えてしまうので様子を見ながらやってください。
アクリル樹脂で同じように直したい場合
今回のやり方では綺麗に直せなかった場合、元のようなツルッとした感じで塗り直したい場合は「革 コバ塗り」「革 コバ塗料」などで検索して出てくる”コバスーパー”などは少量で500円位で鮮やかな色が揃っているのでいいかもしれません。(ただ、すいませんこれは使った事はありません)
だいぶ昔、オーリー(ORLY)を使った事がありました。そんなに使うものでもないと思うのでこれだと100ccで1000円位なので量が多いかなと。
アクリル樹脂仕上げじゃないコバの場合
コバにアクリル樹脂を塗っていない布海苔仕上げや切りっぱなしだったりするタイプの場合は紙ヤスリで薄く削って綺麗にする方法もあります。
スプーンときたらフォークも、という事でフォークを100均砥石で加工した目打ち(革に穴を開ける道具)作りの人気記事もあります。