革製品の汚れ落とし
2011年の5月からなので約10年使っているバッグ(2wayバッグMサイズ)。年初めに革製品の汚れを落として1年間気持ち良く◎今回は2つのクリーナーを使いました。
汚れを落とす
無印良品の「皮革用汚れ取りクリーナー」。柔らかい布などにとって擦ります。今回はシュリンクレザーでシワの奥まで汚れが入っているので結構強めに擦りました。布が黒ずんで汚れが取れているのが確認できます。水色の丸の中の右側が綺麗になった所です。
中に板など入れると擦りやすい
強めに擦るためにバッグの中にカッターマットを入れました。
もう一つ試したのはSAPHIR サフィールの「レノマットリムーバー」です。(蓋はデザイン変更されたようです)
2つを比べました。
無印良品の「皮革用汚れ取りクリーナー」
SAPHIR サフィールの「レノマットリムーバー」
どちらも綺麗になったのですがサフィールの綺麗さはちょっとびっくりしました。強く擦ったのでシボのシワの奥まで綺麗になりました。無印の方より楽です。液状で”強力”という説明の通り匂いも強めなので換気しながらじゃないと頭が痛くなるかもしれません。
強力リムーバー、色落ちの心配は?
バッグはライトグレーでよく分かりませんでしたが、同じドイツシュリンクのオレンジ色の牛革で試すと、、
サフィールの方はかなり色落ちします。革によっては下地の色が見えてしまう事もありそうです。無印の方はそれほど問題無さそうです。
他の革でもサフィールを試してみました。革によるようでこの2種類はまあセーフかなと。
よく「目立たないところで試して」とありますがサフィールに関しては本当です
汚れを落とした後はケアする
クリーナーやリムーバーを使った後は革がダメージを受けていますので栄養や油分を入れます。私はCollonilコロニル社の1909シュプリームクリームデラックスを使っています。
よく触れる場所は汚れやすく糸も切れやすい
1つのバッグでも洋服に触れる側、手で良く触る所、元々の革の状態で汚れ方はいろいろです。Aはバッグと同じ革で最初はこんなマットなライトグレーでしたが10年間使用で光沢が出て来ました。1に比べて3は汚れています。1、2、3は勿論同じ1頭の牛から出来た革なのですがシボの大きさは切り取った場所によって差があります。(1より3のシボが大きいです)
10年使用でさすがに糸の切れた所を発見。しかし糸が切れたのは下から2段目の洋服に触れる側だけで他は1箇所もありませんでした。
次の10年に向けて解体して全体メンテナンスします。