GIMP フローティングをレイヤーにする方法
今回は前回の続きです。
5時限ではレイヤーをいくつか重ねて画像を作り、続けて作業できるギンプの保存形式(〇〇〇.xcf)で保存しました。
それを使った話になりますのでぜひ5時限もご一読ください
本日の目標
- フローティング選択範囲をレイヤーとして扱えるようにする
- テンプレートを作って作業を効率的にする
フローティング?
前回の完成画像。
前回はこのように5つのレイヤーで1つの画像を作りました。せっかく作ったこれをテンプレートとして利用すれば1から作らず楽に作業出来ます。「日記」を定期的に書いてSNSにあげる事を想像してみてください。
本日の完成図です。ヒヤシンスの写真が変わって、”2月11日” が ”2月25日” に変わって、”ヒヤシンスを〜” が ”花が〜”という文章に変わりました。逆に言うと 2月X日、文字の位置、その後ろの白い半透明の帯は変わっていないのです。
じゃあそれを使った方が早いし楽だね
なので写真だけ差し替えればいいようにjpeg保存では無く「.xcf 」で保存します
実際の作業に入ります。
元のファイルと差し替えファイル2つを開きます
元のファイルと差し替えるファイル(これ)をGIMPで開きます。
最初に開くファイル ( ヒヤシンス.xcf ) はダブルクリックで問題ないのですが、新しいファイル(多くの場合、〇〇.jpgでしょうか)は右クリック<このアプリケーションで開く>でGIMPを選んでちゃんと開ける場合と、もう1つGIMPが立ち上がってしまう場合がありその違いがまだ分かりません。 ので、<ファイル>→<開く/インポート>でファイルを選択して開いています。
<開く/インポート>で開いたファイルです。こんな感じで先に開いた画像の上に表示されます。先に開いたファイル(左)を見たければそちらのタブをクリックすれば上に出ます。
編集>コピー で今開いた「花が咲いている方の画像」を5時限で作った文字や文字後ろに半透明の白い帯があるファイルに、
貼り付けたい方のファイルを選択して 編集>貼り付け(ペースト)。
フローティング選択範囲をレイヤーに変換します
ペーストしたヒヤシンスが咲いている方の画像に「フローティング選択範囲」と表示されました。
あれ?これまでのレイヤーみたいに動かせないよ
フロート、、名前通り一番上に浮いたまま動かないの
左下の四角いイラストをクリックするとレイヤーになります。
レイヤーになったら自由に扱えます◎ 一番上にあると下の文字が見えないので緑の下矢印で下に降ろす、またはレイヤーを掴んで置きたい位置まで持って来て離します。
文字を部分的に書き換えます
2月11日の11を25に そして下の文章を書き換えました。
文字の書き方は5時限の「文字を書きます」をご一読ください
使える所は残します。文字の大きさも位置も変わらずこれを今後もテンプレートとして”観察日記”に使うわけです。
時々は保存します
せっかく積み上げた内容がアクシデントで消えてしまっては大変ですので時々保存する事をお勧めします。
コピペで使い終わったファイルはもう使わないので × を押して閉じます。元画像のままでとって置きたいので「変更したものを保存したいか」に対して「保存しない」を選びました。
(ここではしていませんが)何か加工を加えていてそれを元画像とは別に保存したい場合は ファイル>名前をつけて保存です。
よく使うSNSにあげるための保存(.jpg)は3時限で説明しています。
こんな時どうする? 表示・非表示
初期の頃に起こりうる事故、あったはずの画像が消えてしまう事があります。
色々触っているうちにレイヤーの左の目のマークを押して非表示にしてしまったのです。もう一度クリックすれば画像は表示されます。
見えないだけで消えた訳じゃなかったんだね
私はこの表示・非表示を利用してA画像には文字を入れて、B画像には上の画像と文字を非表示にして、とSNS用に保存するなど便利に使っています。
デザインで迷った時も使えます。文字はあった方がいいのか、無いとどんな感じなのかなど非表示にして簡単に違うバージョンを確認できます。
駄目押しの観察日記3枚目です。(2年前のヒヤシンス観察日記でした)今まで作ったレイヤーが右側に積み重なっています。
今回のポイントはフローティング選択範囲をレイヤーに置き換えて加工できるようにするというのとテンプレートを作って作業を楽にするという事でした。
次回も出来上がった画像を見て頂いてこれはこんな作業で出来ますというのをもう少し続けたいと思います。今回の画像とは別に1から作り解説します。
次回もお付き合いください。お疲れ様でした◎