GIMP 11時限:子供の描いた絵を切り抜いて使う

子供の描いた絵や自分で描いた絵を取り入れて、パソコンで描いたのとは一味違った表現を目指します。

 

例えば厚紙に描いた動物の絵。色鉛筆と万年筆を使いました。これをデジカメで撮って→パソコンに取り入れて→GIMP(ギンプ)で切り抜いて必要に応じて加工して→別の写真の上に乗せると

 

こんな表現が出来ます。”7月〜”の文字はGIMPのペンツールで描きましたが、この部分もお子様の字を撮影して切り抜いた物ならずっと思い出深い物が残せそうです。

 

ちゃんと描けていなくても、パソコンでつるっと描いたのとは違う味があるのがいいのです。

 

本日の目標

子供の描いた絵をデジカメで写真に撮り、パソコンに入れて切り抜いて使いましょう

 


今回の完成品はこんな感じです。

 

 

もし適当な素材がない場合練習用にお使いください。では始めます。

 

1

必要な部分を切り抜き、適切な大きさにします

GIMP(ギンプ)を立ち上げ、必要な箇所をざっくりと切り抜きます。ここでは 横470p 縦394px を使用します。画像解像度は72dpiです。(印刷用で無ければ通常72dpiでOKです。ここの説明で使っている画像も全部 470×394px, 72dpiです)

 

2
切り抜いた時に見易いように準備します
の「レイヤー」タブが選択されている事を確認します。で”新しいレイヤーを画像に追加します”。するとの小窓が出て来るのでのOKを押します。

 

「レイヤー」と言う名前のレイヤーが出来たと思うので、左のパレットのバケツ「塗りつぶし」をクリック、の四角をクリックします。 「描画色の変更」と言う小窓で好きな色をクリックします。

 

クリックした色が左下の四角に入りました。

 

先ほど作った「レイヤー」が選択(青くなっている)されているのを確認。

 

メインウインドウ(真ん中の加工中の画像)のどこかをクリック(塗りつぶしツールのままです)します。すると一面水色になってヤギのイラストが消えてしまいました。

これはレイヤーの順番の問題で、「ヤギのイラストレイヤー」の上に「水色のレイヤー」があるからです。「水色レイヤー」を下にするため、下の黄緑の矢印をクリックします。

 

「水色のレイヤー」が下になってヤギがちゃんと見えました。

 

自分がどの「レイヤー」で作業しているかどのレイヤーを選択しているかとイコール)レイヤーの順番は適切かを意識するのは画像加工をする上でとても大事です。

レイヤーの考え方は2時限の4でも
詳しく書いていたね

 

3

不要な部分を取り除いてイラストを残します

ファジー選択」を選んで、2消したい部分をクリックします。「しきい値」が大きいと似た色合いの所が大きく選択でき、小さいと狭い範囲になります。ここは色々やっているうちに”こんなもんだな”と分かって来ます。

すると点線が点滅するので

 

編集」→「切り取り」ます。水色のレイヤーが後ろに敷いてあるため、消した部分から水色が覗いています。

ヤギレイヤーの不要部分を取り除いた時に”透明”が分かり易ように水色にしてあったんだ

 

選択」→「選択を解除」でヤギの周りの点線は消えます。

 

ファジー選択」が上手にいって黒いプツプツが残っていない方と、こんな感じで残っている方がいるかもしれません。「消しゴム」ツールを選択。ブラシの形状、サイズ(あまり小さいと面倒臭いのです)を調整しコツコツ消します。ただ、今回は手書きの素朴さを残したいのでそんなに綺麗に消しません。

むしろイラスト周りは残したいくらいです。

 

こんな感じになりました。

4

やらなくてもいいけれど、やっておくといい作業

画像をコピーして「元」を残しておくと、失敗して元に戻りたい時に便利です。ヤギレイヤーを選択、「レイヤーを複製」すると、のように「〇〇のコピー」が出来上がります。

5

切り抜いたイラストの加工をします

」→「明るさ・コントラスト」を選ぶと

 

小窓が出てくるので好みの感じに調整します。

 

」→「色相・彩度」で鮮やかさや色味を調整します。加工方法はこの他にも沢山あります。

 

「元」のヤギに比べて明るく可愛らしくなりました。

やり過ぎて何が何だか分からなくなってしまった場合はそれを捨てて(レイヤーの下の方、右にシュレッダーのマークがあるのでそれでレイヤーを削除出来ます)「元」をもう一度複製すればやり直せます。

6

背景の画像を開いて、イラストを貼り付けます。

背景になる写真を同じようにGIMPで開きます。(マックの場合、右クリックでこれが出ます)そして適切な大きさに切り抜きます。(ここではヤギの時と同じ 横470p、縦394px、 72dpiです)

 

ヤギのレイヤーを選択した状態で「編集」→「可視部のコピー

 

背景画像の方に行って「貼り付け」ます。

 

貼り付けたヤギが「フローティング選択範囲」と言う、色々加工できない状態になっているので左下をクリックします。

 

これまでと同じような色々加工できるレイヤーになりました。

 

 

ここでひと技。ヤギレイヤーを複製し、「鏡像反転」を選びます。「ツールオプション」で反転の向き「水平」にすると左向きのヤギが出来ます。それから「拡大・縮小」で小さくしました。

7

レイヤーの順番を入れ替えて遠近感を出す

レイヤーの順番は大事ですと書きましたが、子ヤギでもないのに小さく表現したヤギが手前にあるのは遠近感が変ですね。なので水色で囲ったヤギ=一番上にあるレイヤーを黄色で囲ったヤギの下にします。

茶色で囲った背景のレイヤーの下にしてしまうと見えなくなりますよ。

 

右下の矢印で小さいヤギが後ろに行って遠近感もすっきり。

 

あとはいい位置にずらして少し暗くして(後ろにあるので背景に馴染ませる)完成です。

 

以上、お子様の手書きのイラストを使った加工方法でした。

 

次回もお付き合いください。
お疲れ様でした◎