5時限:写真をトレースすれば簡単にイラストが描けます

今回はペンツールを使って”手”のイラストを描きます。

と言っても本物っぽい手を描くのは実際の紙と鉛筆を使っても難しいものです。それをパソコンのマウスで。

ムリムリ無理。

私もです。ですから昔からこの方法で
やってきました。

本日の目標

写真をトレースしてペンツールで簡単にイラストを描きます

使わせて頂くのは上野公園、美術館と逆の方にある有名人の手型の中でも一際大きい九重親方。

(意外と小さかった寅さんの手)


1

写真を配置します

インクスケープを起動したら
メニューの<ファイル>→<インポート
を選択します。

 

写真(ここでは「hand.jpg」)を選び
Openをクリックします。

 

すると配置の仕方を更に聞いてきます。

埋め込み?リンク?

最初の設定では”埋め込み”となっています。リンクだと今の場所から写真を動かした時にリンクが外れて「ファイルがありません」という事にもなりかねませんので今回は埋め込みのままでOK を押します。

2

画像を動かないようにします

写真の上に透明のフィルムを置いて手のアウトラインをペンでなぞる
事を実際にやると考えた時、

まずは下の写真を動かないようにテープなどで留めます。それと同じ事をします。

メニューの<オブジェクト>→<オブジェクトのプロパティ>を選びます。

 

ここでは ”image877” というのが手の写真に割り振られたIDのようです。

その「ロック」にチェックを入れます

見た目は何も変わっていませんが、(比較のために描いた)黄色い四角は選択ツールでポチッとすると周りに点線と矢印が出ます。「手」の方は出ず動かせません

 

ロックを解除する時は同じ<オブジェクト>の下の方、<全てのロックを解除>です。

 

3

レイヤーでロックする方法もあります

のようにオブジェクトで1個ずつロックする他にレイヤーをロックする方法もあります。メニューから<レイヤー>→<レイヤー>を選びます。

 

右に出たレイヤーの窓の左下に青い+ーマークがあるので、+をクリックします。(写真が無くてすみません)

レイヤーを追加という小さい窓が出てレイヤー名は2つ目に作ったので”レイヤー2”となっています。1つ目のレイヤー(レイヤー1)には手の画像が貼り付いています。

手の画像が動かないようにしたいので(レイヤー名を分かり易く書き換えました)<手の画像レイヤー>の左の鍵マークをクリックしてロックします。

この段階で『手の画像』レイヤーに
他に描いた物があったとしたら
それもロックされます。

レイヤーごとにロックするって
いう事なんだね。

4

ペンツールでアウトラインを描きます

(※このペンツールは動画で動かし方を見た方が理解が早いので2分動画を作りました 2019.4.10更新)
ペンツールの解説を今追加したロックのかかっていない『手のアウトライン』レイヤーをクリックすると青くなります。
今、このレイヤー上で作業していますという意味です。

左のツールから<ペンツール>を選びます。

やり易い所でもどこでも輪郭をクリックします。次はクリックしたらマウスを離さず、進む方向にちょっとドラッグしてみてください。

すると上と下(や右と左)に真っ直ぐな棒で先に丸が付いた物が出来ます。別のイラストでご説明します。

ピンクの所はペンツールでクリックしただけ水色の所はペンツールでクリック&ドラッグした物です。

クリックのみはカクカクとなって棒と丸が出ていません(左のツール上から2番目<ノードツール>でクリックすると確認できます)直線的な物を作るのに適しています

今回は手なのでクリック&ドラッグの丸みが表現できる方を多用する事になります。

クリックした点(ピンクも水色も)はどちらも<ノードツール>で1つずつ動かせます。更に棒と丸が出ている物は丸をクリック&ドラッグして形を変えられます

ですから取り敢えずザクザクっとアウトラインをとり、後から画面を拡大して細かく修正して行くという方法もあります。点は追加もできます。

 

余計な話ですが、アウトラインの線が細くて見辛い場合<フィル/ストローク>のストロークを設定して線を太くするとやり易い場合があります。

 

こう動かすとこんな感じになりますという例です。

 

4枚上の画像で説明した(ピンクと水色の所の)棒と丸は上の所の選択ノードのベジェ曲線ハンドルを表示>をクリックすると表示されます。

その横の<パスのアウトラインを表示>をクリックすると赤いラインが出ます。

 

左のカクッとなっている点を丸く滑らかにしたい時は、上の<選択ノードの種類をスムーズに>です。

逆の事をしたい時は左横の<選択ノードの種類をシャープに>をダブルクリックします。

そうしたいポイントを
ノードツールでポチッと選択しておいて
<選択ノードの種類をシャープに>を
ダブルクリックだね

ペンツールは
細かい設定が沢山あるんだね。
なんだか大変そうだなぁ

この辺は使って行くうちに分かって来ますよ◎

私もどれが何て名前で使うとどうなるか
など正確に覚えている訳で無く、
「間違えた、合ってた」
という感じでちゃかちゃか動かしています。

 

最初のペンツールの四角を最後のペンツールでクリックしてアウトラインが完成しました。

 

<フィル/ストローク>のフィルで色を付けて下の手の画像からずらしてみます。

 

手の画像はもう不要なので<手の画像レイヤー>のロックを外して下のマイナス(ー)で削除します。

 

5

出来たイラストで色々やってみます

「手」の上で右クリック→複製。もしくはメニューの<編集>→<複製>(※<コピー>ではありません)

ぴったり重なって複製が出来るので
何も起こっていないようで焦ります

上の<選択オブジェクトを水平方向に反転>で下のイラストのように左右の手が出来ました。

 

左右に振りたい(回転させたい)時はもう一度手をクリックします。すると周りの矢印の方向が変わり、回転できます。クリックする毎に切り替わります。

 

両手選択で一緒に回転する事も出来ます

 

以上、長くなりましたが写真を下に敷いて楽にイラストを作る方法でした。

 


このイラストを単体で使う場合、別の写真の上に置いて使いたい場合、どちらも『4時限:アイコンをギンプでSNS用に保存します』が役に立ちます。


はっ、もしかして私も
この方法で?

そうです。
アニマル先生の時はイラストレーター
でしたが同じ方法です。


1回飛ばして7時限では文房具などの工業製品を、今回使わなかった技も使ってピシッと描きたいと思います。またトレースをします。

 

次回6時限ではイラストレーターからインクスケープへの移行を考えている方に参考になりそうな、私自身が不安だったので調べて「よし、いける」と安心した事を記録しておきました。どうぞお付き合いください◎

 

お疲れ様でした。