革のどの部分を使った製品か
1頭の牛革、どの部分を何に使うか適材適所があります。
綺麗で傷の無い部分ならいいんじゃないの?
いくら綺麗でも伸びる方向(部分)で作ってしまうと後々問題になる物もあるのです。
例えばベルト。ベルトを伸びる方向で作ってしまったら使い物になりません。
中に伸び止めテープなどを入れる方法もありますが、基本は最初から伸びないと分かっている方向を使います。
それがこの背中部分です。
見ての通り一番長く取れるのでベルト等長くて強度を必要とする物に最適です(継ぎ目の無い製品はなおさらです)逆に向いていないのは『×』の部分です。
バッグのストラップも同じことが言えます。お店でちょっと引っ張ってみて伸びる感じがする物は注意が必要かもです。