初めて革を買いに行く、その前に知っておきたい事

革で何か作ろうと思ったら、次に革をどこで買おうか考えると思います。ハンズのような気軽なお店なら必要は無いのですが浅草にあるような職人系の革屋さんで購入する前に知っていたら便利な知識です。

 

革屋さんで本気の革を買う

 

革屋さんで買う革には値札が貼って無い事も多く、代わりに裏に数字が書いてあります。

 

こんな感じです。革に直接印刷されている場合もあればシールが貼られている場合もあります。これは「187デシ」と読み、デシ(DS)は革の大きさの単位です。

 

10 cm × 10 cm =1DS

「この革はデシ、いくらですか?」というように店員さんに聞くと、革によってお店によって全然違いますが(安いものはデシ30円など高くなるとデシ150円とか)「デシ〇〇円です」というように教えてくれるので頭の中でささっと計算して買うかどうか判断出来ます。クロコなど希少で特殊な革はもっと高くなります。

例えば大きさ162デシ、1デシ130円だったら162×130=21,060円+消費税 という事になります。

2万はちょっと。。そんなに沢山は要らないし、その革の半分だけ売ってというのはダメなの?

革は布や紙と違って1枚(1頭)の中でもキズや血筋の跡、時には穴が空いていたり見た目も品質も均一ではないのでカットして売るというのはなかなか難しいかもしれませんね。

 

同じ一頭からとったものでも使う部分によってシボ(革の表面に見える凸凹のようなもの)が大きいのや小さいのシワが深いものなど色々です。明らかに使えない部分もありますがシワ、筋、小さなキズはその革(動物)ならではの個性と捉えると愛着も湧くというものです。

 

製品には使えないシワが寄ってしまったり伸びやすい部分でも切る漉く縫うの練習をしたり自然の形を生かして植物の鉢の下に敷いたり小物置きにしたり何かには使えるのではないでしょうか。

なるほど自然の物ならではの理由ね。でも定期入れを作るだけだから本当にこんなに要らないんだ。

安心してください。最初から小さくカットされた革が売っているお店もあります。お店の中は1頭の大きい革(1枚革)でも、外には袋詰め放題の小さい革 20cm×20cmで300円など品質は下がりますがもっと安い革もあります。

 

 

革は広げて全体をチェックする

それから革屋さんではほとんどの場合丸めて棚に置いてあります。その端っこを見て触って目ぼしい物があったら購入を決断する前に必ず広げて見せてもらいましょう。それを嫌がるお店はありません。そのためお店の中には大きな机がある事がほとんどです。

 

いい革、高い革でもキズやシワ使えない部分はあります

広げて全体を見るとキズや穴があったりします例えば広い面積で使いたいのに真ん中に大きな穴があるのを確認せずに買って帰ったら目的の物が作れません。大きなダメージがあるという理由で安く売っている時もあるので確認せずに買うと「騙された!」とお店側はそんな気はさらさら無いのに誤解が生じます。

革製品が高くなる理由の1つ

 

また、同じ革が複数一緒に丸められている時は、全部見せてもらえば微妙な表情の違いで好みの1枚を見つけられるかもしれません。

 

デシ数(革の大きさの単位)も色々です。成牛(仔牛は当然小さい)の場合、200前後〜の物が多く、上の図のように 192デシ、 198デシ、 210デシ、 223デシ、 247デシの5枚があって 1デシ=90円、なるべく出費を抑えたいと思ったら。。。

192デシ× 90円=17,280円 と 247デシ× 90円=22,230円一番小さいのと大きのでは4,950円の差が。

 

そうです。使う目的に合わせて大きさを決め、じっくり時間をかけて見せてもらってください。

「A4が入って自立するしっかりしたバッグを作りたいのですがどんな革を買えばいいですか」など店員さんに使用目的を言ってオススメを教えてもらうのも良いと思います。一見全てが好みの革でも、色落ちするのでバッグには向かない(使うとしたら注意点も含め)、経年変化がすごいなどその場では分からない革屋さんしか知らない情報もあるからです。

 

ふうん、色々あってやっぱり革を買うのはちょっと緊張するね。

大丈夫、私もお店によっては未だに緊張します。浅草橋が0.5だとしたら浅草は1.5でしょうか。緊張感0のハンズやユザワヤから入門するのも良いと思いますよ。

 


2019年11月21日追記

レッツDIY_04:手軽な革で色々試し、違いと特徴を知るで詳しく書いていますが、こんな風にパック詰めされているのを使うのもオススメです。時と場合、運にもよりますがいい物が安く手に入る時も。

手軽な革で色々試し 違いと特徴を知る