革製品に変な厚みや段差を出さない工夫

丸で囲ったように革が何枚も重なる部分はそのままだと変な厚みや段差が出てしまう事があります。

 

この写真の場合、右側は上の革を折り返しているため左側に比べて3枚分の厚みのせいで左側(2枚分)に比べてボコッとしています。

そう言われると気になるなぁ。そうならないためにはどうするの?

革を裏から漉いて厚みを調整するんだよ

 

時々、”革を漉く(すく)”という表現をこのサイトの中でしていますが簡単に言いますと

1mmの革2枚(1+1=2mm)の1枚の革を途中から折り返したら1+1+1=3mmで1mmの差が出てしまいます。その1mm差を出さないために折り返し部分を0.5mmに漉いておくのです。

すると1+0.5+0.5=2mm。3枚分の革でも2mmで済み段差が出ません。

強度を考え分散させたければ0.7+0.7+0.7=約2mmでも。革は薄いとどうしても強度が落ちるのでそこは臨機応変に。漉かない事だってあります。

 

2枚の革を途中から重ねる時は端を斜めに漉いて段差が出ないようにします。この場合は1枚は表、1枚は裏を漉くパターンが多いです。