アルトサックス用のリガチャー:01
フランス原皮のショルダー革(牛の肩の部分の革)を使った
アルトサックス用のリガチャーです。
見た目はもちろん、音の方もプロがしっかりチェックしていますので
自信を持ってご紹介します。
【以下は制作過程です】
元は厚みが3mm以上ある牛革を、業者さんにお願いして裏側を薄く
漉いてもらいます。
それを必要なサイズよりも少し大きめに切り、手作業で更に薄く
微調整します。
端の方は斜めに、先に行くほど薄く。
内側にはENBARQMENTの刻印を入れた豚革を使用。
2枚の革が丸くカールするよう貼り合わせ、ローラーで圧着します。
カールを崩さないよう丸い台の上で、型に合わせて印をつけ、
正確な大きさにカットします。
金具用の穴も空きました。
革の断面をヤスリをかけ、少し丸めると同時に感触も良くします。
ヤスリがけをした後に磨きに入る事もあれば、今回のように先に
縫ってしまう場合もあります。
糸は麻糸です。
『リガチャー_アルトサックス用_02』に続きます