Scratchでオリジナルキャラクターを作る_3
11時限のキャラクター作りの続きです。前回までは使用しなかった色々な「ツール」(道具)を使えば自由に絵が描けるようになります。
完成図はこんな感じでネコからうさぎになりました。
スクラッチでオリジナルキャラを作りながらツールを使いこなす
11時限で説明した物もありますが、「コスチューム」タブをクリックすると出ている左側のツールの説明です。
ツール目次
ツール一覧と説明
これらをキャラクター(スプライト)を作りながら説明していきます◎
ツール:「形を変える」「滑らかにする」
「形を変える」ツールで顔部分をクリックすると青い◯と線の表示が出ます。これを細かく動かしたりする事で複雑な形が描けます。 Aの◯を右側に引っ張ります。
画面右下の虫眼鏡で拡大するとやりやすいよ
(1)よーく見ると四角いマークが出ています。(2)それを引っ張ります。カクッとしているので「滑らか」をクリックして、(3)丸く滑らかにします。(4)
ツール:「削除」
滑らかで丸いうさぎの耳にするため、不要そうな「2」の◯を「形を変える」ツールでクリックして「ゴミ箱」をクリックして削除します。
「3」の◯を上に引っ張り四角を左右に引っ張ります。左耳も同じようにします。
うさぎらしくピンクにします
体の方も全体を選択して「塗りつぶし」のスポイト(11時限の7参照)で顔のピンクを拾います。
なんだか変。。。シッポだ
「形を変える」ツールでシッポの白い部分をクリックして「ゴミ箱」で削除します。残ったシッポの◯も適当に削除して短くします。
(2)「滑らか」などを使って丸くし、(3)「塗り潰し」で白くしてうさぎのしっぽらしくなりました。
ツール:「筆」
眉毛を書こうと思います。「筆」ツールを選択、上に出てくる筆の太さを調整します。「筆」を選ぶとこの太さの表示も出ます。
ぐいっと書いた後、ちょっとガタガタしていたり形が気に入らなかったら右のように◯を削除したり動かしたりして調整できます。◯があまり多いとガタガタして見えます。
ツール:「角ばった」
鼻も直します。元々どんな風に作られているか見ると、黒で「塗りつぶし」その周りを2.4の黒「枠線」で囲っています。
(1)「枠線」を左下の赤い斜線で無しにして(2)上の真ん中の丸をクリック、(3)「角ばった」でピシッとさせます。
口も「筆」で描いて、滑らかにするために不要そうな◯を消してうさぎの表情が完成。
ツール:「円」
、、とここで作業中にうっかり「シッポ」を消してしまったので(ホントですよ)「円」で描きます。「shift」キーを押しながらだと正円が描けます。「塗りつぶし」を白、「枠線」をグレー、枠線の「太さ」を5にしておいて描きました。(後からでももちろん変更できます)
ツール:「奥に下げる」「下げる」
ここで問題が。本来奥にないといけないシッポが手前に出てしまっています。
後から描いた物(新しい物)ほど手前に表示されるので上の「奥に下げる」か「下げる」をクリックします。
どっちでもいいの?
説明します。奥、中間、手前、3枚の四角があるとします。
奥の四角を1コ前に出したかったら「手前に出す」。1番前に出したかったら「最前面」が早いです。
早い?
「手前に出す」を2回やっても最前面に出るという事よ。イラストが複雑になってきたら「最前面」が便利かもしれないわね
ツール:「消しゴム」
「消しゴム」を選んで上に出たサイズを選びます。切りたい(分けたい?)所をシュッと描きます。
「消しゴム」ツールはこれで描く事も出来るので便利そうです。(詳しくは14時限で説明しています◎)
切り離した所を消してもよし、色を変えてもよし、顔の輪郭とは別パーツとして扱うことが出来ます。
ツール:「直線」
「直線」ツールをクリック、線の幅を設定してポチッと始点を決めてグッと引っ張ります。(「直線」ももう少し14時限でやります)
手に持っているようにしたいので「6」でやったように順番を入れ替えます。
腕を「手前に出す」でも、棒を「奥に下げる」でも同じ結果になるね
ツール:「四角形」
「四角形」ツールを選択、中と外の色、太さを決めます。(shiftキーを押しながらだと正方形になります。)
ツール:「コピー」「貼り付け」
ツール:「左右反転」「上下反転」
(先ほど作った正方形の左上の角を「形を変える」ツールでクリックして「削除」して三角形にしました)「左右反転」をクリックすると鏡に映ったように反対側へ。「上下反転」も同様です。
「スプライト2」(11時限では1だったもの)の中で書いた物は例えこの三角のように離れていても”1つのスプライト”として扱われます。
ツール「テキスト」
文字を入れてこの時間をお終いにします。「テキスト」ツールを選択、すると上に「Sans Serif」が現れるのでその中から好きな書体を選びます。
色も決めて、文字を打ちます。
完成です。
「スプライト2」という名前では味気ないので、好きな名前を付けます。
元はスクラッチのネコのキャラクターだったのが、割とオリジナルっぽくなりました。
以上この時間はお終いです。
次回の13時限では
●「形を変える」の点を”削除”でなく”追加”して形を変える方法
●「塗りつぶし」に含まれるグラデーションなどを書きたいと思います。
どうぞお付き合いください◎
ENBARQMENT、
E-designのスクラッチページ