ショルダーバッグ小:I様

I様の2wayショルダーバッグ(小)を納品しました。

 

「赤が効いていますね、とても気に入りました!」とメールを頂け安心しました。

 

革の色をどうするか相談の時に、外側のコントラストは弱くして内側を真っ赤にしたいと仰っていました。

 

金具の真鍮は経年変化で少しずつ光ってきます。

 

底はふっくら。長い目で見ると革が痩せる事も考え、なるべく厚いままの革で作りたいバッグです。


【以下はこのショルダーバッグの制作過程です】

 

まずはお客様のご希望をお聞きし、それを元に数パターン革の色、ハンドルの柄、差し色の位置を絵にして
メールでお送りしました。コントラスト弱めの「2」に決まりました。

 

 

大きい穴の空いている所にはマグネット、左右の小さい穴にはジャンパーホックが付きます。

 

昨日仕入れたピッグスエード、この色を例えるならトマトではなくスイカ。I様とバッグの相談でお会いした時、赤いロングコートを着ていらしてまたそれがぴったりで。。。華やかな方だなぁ◎と思いました。

 

普段の開閉はマグネットで簡単にというコンセプトのバッグですが、荷物が沢山入っている時や海外旅行の時などに活躍するのがしっかり留まるジャンパーボタンです。

ジャンパーボタン(ジャンパーホック):上の2個と下の2個で1つのセット。上の左の丸いふっくらしたのは外から見える所に使うパーツです。シルバー、ゴールド、黒、アンティーク、、色、素材で値段も変わります。サイズは7050、 7060などが一般的。7060の方が小さくて私は好んで使っています。これを取り付ける打具も同じ番号で揃えてください◎

先程ご説明した「丸いふっくら」タイプをこのバッグに使うと変に膨らんでおかしな事になるので”両面足”という「丸いふっくら」が入っていない物を仕入れています。「丸いふっくら」の代わりに左の「足」パーツが入っています。

 

叩く時に下に敷くメタルプレートは6つの凹みがあり、どこかしらにはめて使います。裏返すと平らなのでファスナーの上下留めの取り付け作業をしたり色々使えます。

 

この部分は何度も開閉して負担のかかる部分なので、1枚革を噛ませます。この一手間が後々効いて来ると思いながら。

 

 

 

メインに使うのはドイツシュリンク(牛革)のライトグレーで、差し色は同じくドイツシュリンクのトープです。どちらも上品で大概の色には合う優秀な革です。

 

内側のピッグスエードが鮮やかで制作していても楽しいです。暗い色は暗い色で好きなんですけどね。要は気分が変わって楽しいと◎

 

 

ハンドルを編みます。

 

ハンドルの芯には丈夫で薄い革を使います。この時は”圧縮ヌメ”という靴の材料にも使われるヌメ革をぐーっと圧縮した物を使用しました。

 

8本のうち、2本は違う色(トープ)でこれが柄になります。今回はJの柄です。

 

編み始めは少し苦労しますが、後は少し引っ張るように黙々と編んでいきます。

 

 

底を縫うために裏返します。

 

底、完成。また表に返します。

 

完成です。

ありがとうございました。

 

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